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2010年 11月 02日
僕がはじめてGoogle MapsやGoogle Earthを触ったのは、修士論文を書き上げるのに昼も夜も頑張っていた2005年の春~夏頃と記憶している。論文の中で地理情報システムやらリモートセンシングやらを扱っていたので、とてもタイムリーなものだったのだけれど、時間がなくて論文には盛り込めなかった。ものすごいことを始めたな、というのが最初の印象だった。
その直後のパチャカマクでの発掘中も、宿舎でペルーの友人たちと「うわーこの宿舎もちゃんと見えるよー」なんて盛り上がったっけ。じゃあシカンは?ってんで、早速見てみたけれど、衛星写真の解像度が低すぎて何も見えない。分かるのは「緑なのはポマの森だな」というくらいで、構造物は何も見えなかった。学会などでも、Google MapsやGoogle Earthの画像を使っている発表が羨ましかった。 この状況は以降、5年間まったく変わらず、Googleにはもう期待していなかった。 ところが、昨日、TAをしている授業で試験監督中に何もすることがなくて、何気なく教壇のパソコンでGoogle Earthをいじっていたら、同僚に「ゴウの遺跡どこー?」なんて聞かれて「いや、解像度が低くてなんも見えないよー」なんて言いながらズームアップしたら ... ... なんとワカロロが見える! ステータスバーを見たら「Imagery Date: Mar 12, 2010」とある。半年前の新しい画像だ。夏の発掘前に見たときはまだ昔の画像だったから、差し替えたのはきっとつい最近のことだろう。とにかく嬉しくて、試験中に小躍り! さてさて肝心の画像はというと ... ![]() まずはポマの森遠景。 ![]() そしてこれが大広場。 ![]() ベンタナス神殿の南側にズームインしてみると、レチェ側の北岸で現在行われている発掘の様子まで見ることができる。 ![]() 侵食が少なく、今なお美しいレルカンレチ(or ロディヨナ)神殿。 ![]() 2003年に博物館プロジェクトによって掘られたソンティーヨ神殿。遺跡の中心地から北西へ2.5キロも離れたところにあるため、これまでに出版された遺跡地図には載っていない。 当たり前のことだが、こうして遺跡の隅々まで眺めることが出来る。 興味のある方は、以下のURLからどうぞ: http://maps.google.com/maps?source=s_q&hl=en&geocode=&q=sican,+Lambayeque&sll=49.286531,-123.122215&sspn=0.094279,0.264187&ie=UTF8&hq=sican,+Lambayeque&radius=15000.000000&split=1&ei=x0HPTLiWNpKUNfutobwD&hnear=&ll=-6.472181,-79.792489&spn=0.004355,0.0103&t=k&z=18
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by gocito
| 2010-11-02 23:28
| ニュース
2010年 05月 07日
少し前になりますが、僕ら家族の大切な友人のホルヘ・モンテネグロが口頭試問をパスし、晴れて博士に成りました。まるで自分のことのように嬉しく思います。大学から戻ってきた時の、彼のあのスッキリと晴々した笑顔が忘れられません。ひとつ大きな仕事をやり遂げた人の笑顔でした。
次はオレの番だぜー。 ![]()
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by gocito
| 2010-05-07 23:48
| ニュース
2010年 05月 06日
うちの大学の考古学研究所が毎年主催しているVisiting Scholar Conferenceは、そこで発表された論文を一冊の本としてまとめて出版しています。先日、友人に頼まれて購入した際に値引き交渉をしたら、なんと20%引きで売ってくれました(ていうか、ここの学生なんだから当たり前じゃね?と思うけど)。でもって、この割引、5月20日まで延長してくれることになりましたので、ここでお知らせします。購入希望の方はぜひご一報を。
http://cai.siuc.edu/publications/occasional.html
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by gocito
| 2010-05-06 01:47
| ニュース
2010年 04月 06日
ペルー中央準備銀行が、「ペルーの富と誇り」と題されたコレクター向けの新しい1ソル硬貨シリーズの発行を先月3月25日から開始したそうです。直径25.5mm、重さ7.32gの合金製のこの新硬貨、今後10年間に24種のデザインで発行されるとのことですが、なんとその最初のデザインに選ばれたのがシカンのトゥミナイフ。1千万枚の限定発行。人口3千万人弱のペルーにおいて、国民3人あたり1枚の計算。
なんだかシカン展の「ガチャガチャ」で出てくる景品みたいですが(笑)、一つ欲しいー! ![]() 詳しくは以下のPDFを御覧下さい。 BCRP pone en circulación la moneda de un nuevo sol alusiva al "Tumi de oro"
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by gocito
| 2010-04-06 11:33
| ニュース
2010年 03月 19日
ドーハで行われているワシントン条約締約国会議で、大西洋および地中海産クロマグロの禁輸提案が否決される見通しとなった。これが確定するのは25日とのことだが、マグロ好きな自分としては一安心。とても嬉しい。
とはいえ、九州地方で特に盛んなメジマグロ漁はもうちょっと控えめにした方がよいかも。そのうち大西洋のみならず、太平洋でも乱獲が引き金となって、本格的に絶滅危機が叫ばれるようになるのでは。ちなみにメジマグロはクロマグロの稚魚。現状では、5キロ以下のかなり小さなサイズのものでも捕ってしまうのだとか。しかも大量に。これはちょっとまずいね。
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by gocito
| 2010-03-19 14:22
| ニュース
2010年 02月 14日
ブリューニング博物館館長、カルロス・ウェスターによるチョトゥーナ遺跡での発掘結果がニュースになっていたようです。基壇上部の神殿建築がここまできれいに残っているのは大変興味深い。しかし、ナイムラップ(ナイランプ)伝説があたかも史実であり、それが考古学で言うところのライバイェケ(シカン)と一致すると仮定するのはまだまだ早計であり、危険です。しかも、伝説の「Chot」がチョトゥーナ遺跡をさすものだという考えもいまだに根強い。玉座に関して言えば、浸食や盗掘によって保存状態が悪いだけで、同じようなものが他の遺跡の神殿にもあった可能性だってあるのですから。思い込みによって、他の重要な事柄を見逃してしまうのだけは避けたいところです。
ランバイエケの寺院:シカンの神 ランバイエケの寺院:権力の象徴 ランバイエケの寺院:墓所の様子 ランバイエケの寺院:生贄は女性 ランバイエケの寺院:ナイランプの末裔 ランバイエケの寺院:伝説の玉座 ランバイエケの寺院:よみがえる栄光
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by gocito
| 2010-02-14 16:35
| ニュース
2010年 02月 14日
これすごい事件ですね。どういうつもりですかね。八つ当たりもいいところ。
米大学の女性教授、会議中に乱射 教職員3人死亡 http://bit.ly/bSso5q 記事によれば、終身在職権(テニュア)の審査は年々厳しくなっており、70年代には全米の大学教員の36%に与えられていたものが、最近では21%しかを取れなくなっているとか。大学機関に職を得るだけでも大変だっつーのに、さらにその先も相当厳しそう。でも、まー頑張るしかねーだろー。
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by gocito
| 2010-02-14 01:14
| ニュース
2009年 09月 22日
ヘケテペケ谷下流域のサン・ホセ・デ・モロ遺跡で発掘中の墓から興味深いマスクが出ました。Transicional(移行期)と言われるだけあって、様式的にもまさにモチェとシカンの間のような。
"Unexpected" Man Found Amid Ancient Priestesses' Tombs http://news.nationalgeographic.com/news/2009/09/090918... ![]() プロジェクトリーダーのカトリカ大・カスティーヨ教授によれば、これが見付かった墓の年代は850年とのこと。年代的にもちょうどモチェからシカンへの移行期もしくは初期シカンに入っている頃です。また、この墓の発見は、近頃盛んに言われている「後期モチェにおける女性貴族の重要性」の裏付けとなる可能性もあり、シカン的な様式や初期シカンに近い年代だけでなく、シカン遺跡・ワカロロの"西の墓地"における女性貴族の扱いを彷彿させるのです。モチェ後期からシカンにかけて、女性の重要性が増すような、社会構造に何らかの変化が生じたのかもしれません。 なにかと新しい発見の多いサン・ホセ・デ・モロ遺跡。これからも要注目です。
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by gocito
| 2009-09-22 13:00
| ニュース
2009年 07月 17日
シカン関連のテレビ番組が2本放映されます。ひとつは二時間の特別番組で、もうひとつはお馴染みの『世界不思議発見』。シカンの特番は「西の墓」発掘を記録したもの(1996年?)以来でしょうか。今回は、94年に放映された最初の特番を上回るようなインパクトのある発見はなく、プロジェクト30周年記念的な意味合いが強いと思いますので、一般の方にとってはどう映るのかな。最初の番組がキッカケになって渡米を決めた自分としては、これがどんな内容になっているのか、とても興味があります。
以下、科博メールマガジン第318号からの転載です。 -------------------------------- ○ 7月26日(日)14:00~15:54 放送局:TBSテレビ 番組名:古代アンデス大発掘 地底のメッセージ ~黄金国家シカンと格闘した30年~ ナビゲータは関口宏さんです。 ○ 8月8日(土)21:00~21:54 放送局:TBSテレビ 番組名:世界ふしぎ発見! 内容はシカン文化関連です。 詳しくはこちらをご覧下さい。 http://www.tbs.co.jp/f-hakken/ ※放送日時、放送局は、関東地区を基準に記載しています。 放送予定ですので、放送局の都合により、変更・中止の場合もあります。
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by gocito
| 2009-07-17 21:25
| ニュース
2009年 06月 10日
来月に迫ったシカン展の開催に合わせて、我がシカン文化学術調査団のウェブサイトをマイナーリニューアル。スペイン語版と日本語版を準備しました。日本語版の方はまだ翻訳中で穴の開いている部分が多いのですが(「研究成果」のセクションなど)、僕も結構忙しいので、折を見て少しずつ足していこうと思います。
シカン文化学術調査団ウェブサイト日本語版 http://www.sican.org/index_j.html
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by gocito
| 2009-06-10 03:07
| ニュース
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