やはり自分と切り離された研究など意味がない。
人は泣き、笑い、怒り、叫び、もがきながら生きる。
こういったすべての気持ちを支えに日々生きる。
それらは自分以外の誰かとのかかわりの中で生まれる。
だから人生は人々との交流によって、
心の動きによって彩られるもの。
心や頭の動きが体の動きとなり、
それがモノそのもの、またモノに刻まれて後世に残る。
考古学はそんな残骸を手に人を研究する学問だ。
僕はモノから遡り、心の動きまでを掴みたいと思う。
難しいとは思うけれど、遡りたいと思う。
その中でオリジナリティを出すこと、
それが唯一にして最大の僕の課題。
もう出口は近いと思う。