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2011年 06月 28日
この週末にちょっと嬉しいことがありました。
町の市場へ食材の買出しに出かけた土曜日の朝のことです。野菜や香辛料を買ったのち、鶏売り場に向かいました。人懐っこい笑顔に引かれて、あるおばさんの店を選びました。おばさんは、観光客でないアジア人が珍しいのか、あれこれ聞いてきます。名前を聞かれ、「Goです。G、O」と答えたとき、おばさんが一瞬「おや?」という顔をしました。 おばさん「おや、うちに同じGoという名前の男の子が写ってる写真があるよ。 近所の女の子たちに囲まれて撮った写真でね。」 ごう 「え?」 おばさん「あーそうそう、子供たちと通りでサッカーをして、間違って石を蹴って 怪我したこともあるね。そのときは子供たちが心配して、家にアルコールを 取りに帰ってきたんだよ。」 ごう 「???」 おばさん「あと、ある晩にフィエスタに招待したこともあるよ。」 ごう 「あ、quincenaria???」 おばさん「ああ、そうそう。」 ごう 「おばさん、それ僕ですよ!」 シカン考古学プロジェクトに参加するため、99年にはじめてペルーへ来たとき、僕は7週間ほど今回と同じくフェレニャフェに滞在したのでした。スペイン語はほとんど話せませんでしたが、身振り手振りを交えながら辞書を片手に、近所のたくさんの人たちと知り合いになりました。おばさんはそのときのことをいろいろと覚えていたようです。 ごう 「覚えていてくれたんですか!」 おばさん「よく覚えてるよ!」 ごう 「もう12年にもなるんですよ。」 おばさん「もうそんなに経つのかねえ、あんたたち、この裏のバリオに住んでたんだよ。」 ごう 「みなさんお元気ですか。家族は?」 おばさん「みんな元気にやってるよ。」 ごう 「ああ、それはよかった。いや、すごいなあ。 ところでおばさん、お名前は?」 おばさん「アナだよ(にっこり)。」 ごう 「どうもありがとう、アナ。そしたら、また来ます。」 こんなこともあるんですね。いくつも同じようなお店が並ぶ中で、あのおばさんの店を選んだのです。もしかしたら12年前のあのときも、僕はあの笑顔に引かれて近所のコミュニティに溶けこんでいったのかもしれません。 なんだかとっても暖かい気持ちになりました。
by gocito
| 2011-06-28 10:47
| 野外調査でのこと
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