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2010年 02月 05日
僕はこれまで、TA(ティーチングアシスタント)の仕事はなるべく遠ざけてきました。人前に立つのが苦手だとか、英語が喋れないからではありません。ひとえにお金の問題。貧乏なくせに在籍院生数の多い人類学科では、TAだと週に10時間分(クウォータータイム)の仕事しかもらえません(インストラクターならハーフタイムの20時間)。しかし、その給料では家族四人が生きていくには不十分なのです。家族を養うには、倍の週20時間(ハーフタイム)の仕事が必要。ハーフタイムで働きたいなら、よその学科から仕事をもらわないといけない。コンピューターラボで働いていたのは、そういう理由からでした。
とはいえ、いつまでも遠ざかっているわけにはいかないので、今学期からやることにしました、TA。これまでどおり、コンピューターラボでの仕事を週10時間(これまでの半分)やりつつ、さらにクウォーターのTA契約。人に教えるのは初めてだから最初は梃子摺るかなと思いいましたが、ぜんぜん余裕だった。ソウルメンたちがたまに何言ってるか分からないことがあって困るけれど、これも慣れだろ。「アメリカでも出来るな」、と確信。こうなると強いよ、オレは。 で、いまさらながら、一つとても重要なことに気づいた。大学で教えながら、アリゾナでの放射性炭素年代測定やペルーでの土器分析をいつやるのかということ。よく考えたら(いや、よく考えなくても)、学期中に何週間も穴をあけるなんて無理。外部から研究資金を得ても、月々の給料がなければ、妻と子供が飢える。すると、選択肢は一つ。外部資金を得つつ、学内グラントのDissertation Research Award(最大で一年分の全学費・施設使用料およびハーフタイム分の給料をカバー)を狙うというウルトラC。これなら余裕で行けるよペルー。 こういうことで悩むと、学期中でも気軽にフラリと家を空けられる独身連中を心底うらやましく思います。普通にハーフタイム働いていれば毎学期末に海外旅行ができるほど貯金できるからな。 人間、何かを得たら、その代わりに何かを捨てなくちゃいけないということだ。
by gocito
| 2010-02-05 11:58
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